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■概要
KOSTER KP1は、止水専用に開発されたポリウレタン樹脂で、
水と接触後約15秒で反応し最大30倍に膨張する疎水性注入樹脂です。
膨張した樹脂は、水密性の高い無収縮発砲体を形成するため
速攻性が高く、溶剤を含まないので屋内での作業も安全に行えます。
■用途
止水
■施工に適した基材
コンクリート
■主成分
ポリオール、シクロヘキシルジメチルアミン、ミチルジフェニルジイソシアネート
■施工手順
1)穿孔
コンクリートの厚みを調べ、コンクリートの厚みの中心でクラックと
交差するように45度の角度に穿孔します。
2)仮止水
濾水中のクラックに穿孔するとドリル穴から水が漏れ、クラックからの
漏水の水圧が下がります。ここで、KOSTER KD2(別売り)を使って
仮止水を行うと以後の工程が容易になります。
ここでは、完全に止水をする必要はありません。むしろ注入した樹脂の
様子がわかりにくくなるので、若干の漏水を残します。そして、注入プラグを
セットします。
3)材料の準備
KOSTER KP1 を用意します。本製品は、5kgの樹脂と0.5kgの触媒が
セットになっています。少量を取り扱う際は正確に重量比が 10:1 に
なるように計量し使用して下さい。触媒の量を減らし反応を遅らせる
こともできます。以下は反応速度の目安です。
樹脂 : 触媒 (重量比) | 10 : 1 (標準) | 20 : 1 | 30 : 1 |
反応開始 (秒) | 15 | 40 | 70 |
反応終了 (秒) | 200 | 325 | 650 |
樹脂と触媒を混合し充分に攪拌後、乾燥したポンプに充填します。
KP1は、水或いは湿気と非常に敏感に反応するため、完全に乾燥した
器具を使用します。
4)注入
KP1は、非常に反応が早いので漏水箇所に一気に注入します。
止水確認後、仮止水に使ったKD2、及び溢れ出たKP1の発砲体を除去します。
5)再注入
KP1で止水後、直ちにKOSTER KP 2 in 1(別売り)等のソリッド樹脂
(ポリウレタン100%で硬化する性質の樹脂)を注入し、さらに防水性を高めます。
これにより躯体の動きに追随し経年変化のない完全な防水層が得られます。
この工程は、KP1の発砲体が硬化するKP1注入後10分以内に行います。
リーフレット | 安全データシート(SDS) |
